キープキャストでは各メーカーブースの展示の他にもプロアングラーによるトークショーがそこらで行われていました！
私も参加しまして、村岡昌憲さんがトークショーの中で話していた内容が非常に勉強になりましたので書き綴ります。
村岡昌憲さんトークショー
ルアーフィッシングにおいて、「ルアーを遠くまで飛ばすことが出来る」ということは非常にアドバンテージとなります。
ルアーを遠くまで飛ばすことが出来ればその分多くの範囲を攻めることが出来、必然的に魚に出会うチャンスも増えますよね。
そこで、最近のロッドやルアーは飛距離が出るように様々な最新のテクノロジーが駆使され、少しでも遠くへキャスト出来るような工夫がされています。
このロッド、よく飛ぶなぁ～！このロッドはイマイチ・・・
ちょっと待った！！
道具の良しあしを語る前に
アングラー自身のスペック大丈夫！？
まずは道具の性能を最大限引き出せるようなキャストを見直す必要がある、そこに気づかせてくれたトークショーでした。
村岡昌憲さんってどんな人？
実業家でありながら日本のプロ釣り師として有名。
ルアーフィッシングでの活躍で1990年代のシーバスブームを牽引。
2010年には釣り人向けのソーシャルメディアfisherman’s mountain通称fimoを、翌年2011年には釣具メーカーBlue Blueを立ち上げる。
「テスターはメーカーのファンの代表である」という感覚を大事にしていて、自分の情報を頼りにしてくれるユーザーのことを第一に考えていることが伺え、そんな部分が情報の価値以上にファンの心をつかむ魅力だと私は感じました。
遠くへ飛ばすには二つの意識と４つのメソッド。
非常に良い前ふりで私はトークショー自体の内容は知らなかったのですが一気に食いついてしまいました。
二つの知識と４つのメソッドとは・・・！？
私が聞いて覚えている範囲でありますので多少違ってたらごめんなさい。
まず２つの意識の部分として、
素早く投げる&加速させながらルアーを飛ばす
素早く投げるというのは頭にあるとは思いますが、加速させながらルアーを投げるとはどういうことかといいますとロッドをフルスイングし、ここだ！というタイミングでラインを離してルアーをキャストする際に多くの人はラインを離した時点がスイングのマックススピード、もしくはすでに減速しつつある最中でキャストしている。
従って、フルスイング時にここがマックススピードと思うよりも少し早い時点での、マックススピードに到達するまでの加速中にルアーをリリースする事が最もスピード、ロッドのしなりをルアーに乗せることが出来る。
上手い事加速中にルアーをキャスト出来ればルアー自体がくるくると回転することなく飛んでいく事が多い。
飛距離アップの為の４つのメソッド
1.体重移動
体重移動をしっかりと使い、テイクバック時はしっかりと体重を後ろに乗せ、スイング時には前へ。
またその際、ロッドのグリップエンドではないリール付近を持つ手に注目する。
テイクバック時にはその手のひらは上（空）方向にある。フルスイング時にはその手が下（地面）に向くように腕を回転させる意識を持つ。
2.胸の筋肉を使う
しっかりと胸筋肉を使うことも重要。
後ろからふりかぶる時に胸をひらき、リールが後ろから前に移動するように。
またその時の肘の高さが大事で胸の位置ではなく肩まで高くあげてキャストすることで遠心力を効かせることが出来、これだけで5.6メートルの飛距離の違いが生まれる。
3.リストワーク
続いてリストワーク、つまり手首の振り方である。
ロッドを素早くスイングするあたって、手首の返し方は大きなファクターとなっており、遠心力を効かせることが素早いスイングにつながる。水銀の体温計の温度を戻す様に手首のスナップを使って振るイメージ。
4.ロッドの反発力・しなり
上記３点を意識するだけでも今よりかなり飛距離のアップは見込める。
最後のメソッドとして、改めてロッドの持つ反発力、しなりに注意する。
また、フルスイング時にロッドのグリップエンドを握る手で一気に90度ひきこみ、ひきつける。
その際いはグリップエンドの手を力強く握る。握ることで自然と親指が上にくるので、しっかりと「回転」させることが出来る。
という感じでしっかりと意識することが大事。
テイクバックからスイングまでの速さ、回転、遠心力またロッドの反発力、これら入力したパワーをしっかりとルアーに乗せるように。体幹がしっかりしていないと逆にロッドに乗せたパワーに体が竿にひっぱられてしまうので体幹も重要ですね。
サーフ等の長いロッドでは顕著に現れるので、体重の重い人ほど体が持って行かれることは無い分有利と言える。
たまには自分のキャストを見直してみるのも良いかも
と、改めて分かってはいたけど出来ていなかった部分や、長いことキャストをしているせいで自分のキャストについて考えていなかったなと再認識させられました。
私なりにまとめた物ですので多少ニュアンスの違いや解釈の間違い等あるとは思いますので取捨選択よろしくお願いいたします。
次回釣りに出かけるときには是非試してみて下さい！
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