さて、シーバスに必要な基本的ロッド、リールのスペックは分かっていただけたでしょうか。
とはいっても数あるならから選ぶのはなかなか難しと思いますので、具体的にオススメタックルを紹介します。
ある程度上級者になってくれば、こんな性能が欲しい等、分かってくると思います。
まずは気軽にシーバスをやってみたいという人向けに安価かつ高性能なタックルです。
低価格でとりあえず良いタックルが欲しいという人は参考にしてみて下さいね。
初心者おすすめシーバスロッドはクロステージ
追記:クロステージがモデルチェンジしており、3代目となったのでリンク交換してます。記事も伴い変更しています。
3代目はブランクスが高感度にパワーアップしています。
どんなメーカー?
メジャークラフトというメーカーのロッドです。
ダイワやシマノに比べ釣り初心者にはあまりなじみがないメーカーかもしれませんね。
このメーカーは非常にコストパフォーマンスに優れる製品を作ることで有名です。ダイコーというメーカーの社員が立ち上げた会社で、そのノウハウから人件費を押さえ高パフォーマンスな製品を作り市場の低価格化に貢献したメーカーです。
ダイコーは今では釣り事業から撤退してしまいましたがブランクスから自社生産の質実剛健の非常に良い竿を作るメーカーでした。
ロッド名
クロステージ。メジャークラフト社のシーバスロッドのエントリーモデルです。最初の1本にはもってこいでしょう。
製品名CRX-962MLの最初の「CR」がクロステージの意味です。
なぜかメジャークラフトのロッドは折れるという話が出ますが、実際私は2番目に買ったロッドで今も使ってますが(Kガイドの物ではないですが使用歴6年ほど)折れていません。
価格帯から初心者が使うことが多いので、ライン絡みや重たいルアーでのフルキャスト等、適切な使い方をせずに折ってしまったのではないのかと私は思います。
基本的にまともなメーカーのロッドでまともな使い方をしていればロッドは折れません。
ロッドの長さ Length(ft)
9.6フィートです。製品名CRX-962MLの「96」がフィートを表しています。「2」は2本継という意味です。
メーター換算しますと、1フィート約30cmですので約2.9メートルです。
この長さはオールマイティーな長さで、飛距離も出ますし長すぎず一番使い易い長さでしょう。
サーフでは少し短いかもしれませんが、ほとんどの場所で問題なく使える万能な長さです。
今後ハイスペックモデルを買うときの基準の長さにしてください。
扱えるルアーの重さ Lure(g)
10g~30gです。シーバスルアーはほとんど9割型このルアーウェイトで使うことができます。
メタルジグも30gまで使用できるのでサーフや、青物のライトショアジギングでも十分飛距離を出すことができます。
10g以下のルアーは軽すぎてロッドの反発が利用できませんので飛距離はでませんがシーバスで10g以下はあまり出番がないので問題ありません。
また30g以上のルアーはロッドが折れる可能性があるので使用は控えて下さい。
ロッドパワー(硬さ)
このロッドのパワーはML(ミディアムライト)です。
製品名の最後のMLがこれにあたります。
上の扱えるルアーの重さとリンクしており、適合ルアーからもシーバスに最適な硬さと分かります。
クラスが上がると重量が重くなり扱いにくくなるのでこのクラスが最適です。
50~70センチのシーバスをとるには一番適したパワーです。
使用できるPEラインの号数 PELine(号)
このロッドでは0.8号~2号が適合ラインです。
適合ラインの範囲での号数を選んでください。
あくまで目安ですが(ラインメーカーにより強度が変わる為)2号以上のPEラインを使用するとロッドが限界までしなったときにラインが切れずにロッドが折れるという意味です。
2号以下であればロッドが限界までしなった時に先にラインが切れてロッドが守られます。
シーバスのPEラインは基本0.8号~1.5号を使用します。
個人的には0.8号で全く問題ありませんが、初心者には切れにくく扱いやすい1号をおすすめします。
ロッドアクション Action
ロッドの調子です。このロッドはレギュラーで最も基本的な調子です。
シーバスでは操作性や感度を重視して先調子が最近は選ばれますが、その反面食い込みやキャスト法に専用のテクニックが必要になってきます。
このレギュラーの基本調子がクセもなく初心者には一番使い易い調子です。
クロステージのオススメポイント
なんといってもコストパフォーマンスのよさですね。
実質1万円程度でシーバスを釣る為の基本性能は一通り備えています。
さらにガイドの部分が最近流行のKガイドという物になっており(私のクロステージはKガイドではない以前のモデル)ライントラブルが起きにくくなっております。Kガイドでなくても私はトラブルことはありませんが、ナイトゲームが中心となるシーバスで、かつ初心者にはありがたい改善ポイントだと思います。
追記:3代目クロステージは更にマイクロピッチクロスフォースという新ブランクスでネジれに強いブランクスに強化されているそうです。
私はクロステージでは70cmのシーバスを釣ったことがありますが、少しロッドが柔らかい為強引なやり取りはできませんが、ためを効かせつつ慎重に寄せればむしろ面白いやり取りができるロッドです。
初心者おすすめシーバスリール
ダイワ派の僕がおすすめする、最高の初心者用リールがこのレガリス LT3000CXH。
1から説明しますね!
メーカー
レガリスはダイワ製品です。最近はダイワより若干シマノのほうがリールは評価が高いように思いますがこのレガリスは大丈夫。
ダイワ、シマノに限りませんが、リールは汎用性が高く、価格が高ければ高いほどトラブルレスで性能もよく初心者向けであるといえます。
しかし、このレガリスはトラブルもなくコスパも良い、しかもルックスまで良いときた3拍子揃ったリール。
リール名
レガリスです。
ルアーで使うリールとしては一番手頃な値段で性能も十分です。
ルアー釣りではPEラインを使うので安価なリールではトラブルが起こり易く、非常にストレスになる為に最低限レガリスクラスは用意したほうがよいでしょう。また、ドラグ性能も重要で、頼りにならない物ですと大物相手時にラインがスムーズに滑り出さなくてラインブレイク必須です。
レガリスならドラグ性能も申し分ありません。
PE0.8号でもランカーシーバスとやりあえるドラグ能力があります。
スプールの大きさ
こちら3000番です。レガリスではこの番手が一番シーバスにマッチした大きさです。
製品名LT3000-CXHの意味は、
LT3000=LTコンセプト➡シマノと同じ3000番の大きさだよ
C=コンパクトボディ➡2000番の小さいボディだよ
XH=エクストラハイギアだよ➡速く巻けるよ
っていう意味です。
コンパクトボディですが、あえて小さいボディに3000番のスプールがついていて、ボディが小さいので軽く、でもスプールは3000番がついているので飛距離も出るよ、っていうモデルです。
糸巻き量
こちらのレガリスはPEラインが
1号で200m
1.5号で170m
巻けます。
PE1号を巻くのを初心者にはオススメします。
それより細い糸(0.8号等)を巻く場合は下巻きが必要ですが、初心者にはめんどくさいし巻き方がわからん等ハードルが少し高いので表記通り1号を200m巻いておきましょう。
分かりやすいですしね。
あ、別に問題無くシーバス釣る事出来るので心配なさらず。
レガリスのオススメポイント
リールは高価なほど性能が良いのですが、このリールは値段も手ごろでルアー釣りにおける性能を兼ね備えています。巻き心地のスムーズさもよく、ルアーの動きの伝達の邪魔になるような巻き心地の悪さはありません。
ライントラブルも起きにくいので初心者にも扱い易いリールです。
昔のセルテートのようなイカついゴールドでインスタ映えも余裕です。
何一つ不自由で無く、かつルックスも良く所有欲も満たしてくれるまさに最初の一つに持ってこいのリール。
何がすごいって僕レガリス2つ持ってますからね。
リールに巻くライン
リールには買った状態ではライン(糸)が巻いてありません。
別途購入して巻いて下さい。
メインライン(道糸)
・シマノ:ピットプル
非常に使い易いPEラインです。
価格も手ごろで、私も数年愛用していますが得にトラブルもありません。
・ラインの太さ
初心者は0.8号か1号の2択です。
強度は落ちますが飛距離が欲しい人は0.8号で、絶対にかけた魚を逃がしたく無い人は1号を選んでみて下さい。
・ラインの長さ
こちらは200mです。
シーバスでは大物でもそこまでラインを出されることもないので200mも必要無いですが小型青物もこの量があれば大丈夫です。
上で紹介したレガリスLT3000CXHにぴったり巻けるので計算も不要です!
ショックリーダー
・クレハ シーガーR18フロロハンター
価格も手ごろで強度も十分なフロロラインです。
上のPEラインのリーダーとして使用してください。
トラブルも起きにくい優秀なラインですがリーダーとして使用するので今回はその点はあまり考慮しなくて大丈夫です。
・長さ
リーダーとして使用するときの長さは1mからひとひろ(両手をひろげた長さ)くらいに切って使用してください。
根が多い場所では長めにすると良いでしょう。1mもあればオールマイティーに使えます。
100mあるので、100回分ほど使うことが出来ます。
道糸(PEライン)とリーダーの結束方法はルアー釣りの道糸とリーダーの選び方をご覧ください。
【必続】今回のタックルについて
釣りに限らずですが、初心者向けの道具を買う時ってどこにベクトルを振るかで買うものって結構変わってきますよね。
この趣味を続けるかわからないから、めちゃくちゃ安い物をかう?
もしくは、最初から微妙な物を買うなら良い物かった方が良い?
僕はどっちも正解だと思います。
僕が今回紹介したタックルは、しっかりとシーバス釣りを楽しむ事が出来る性能を持ったタックルの中で、非常に安く買えるという趣旨で選択しました。
この選択をしている理由は、極端ですがあまりにも安いタックル(ワゴン品とかダイソー品とか)でもパッと見同じ釣りをしている感は出せますが、ルアーの泳ぐブルブルする感度を感じ取れるか?ルアーが水中で何かに触れた時に感覚が手元に伝わって来るか?潮の流れが感じ取れるか?と聞かれると、本格的にルアー釣りをしている人ならほぼ全員NOと答えると思います。
ルアーを泳がせて得た情報を頭で組み立てて釣れる正解を探すのがシーバスフィッシングの醍醐味だと僕は考えていますので、それが出来ないタックルでシーバス釣りをやってみてつまらなかった。と判断されちゃうのは釣りブログを書いている身としては悲しいのでTwT
めっちゃ安いリールとロッドじゃだめなのか?って思った初心者の人に伝わると幸いです。
シーバスの釣り方まとめはこちら
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