前打ちテレスコガイド化カスタムの費用とメリット

※本ブログはアフィリエイト広告を利用しています。
前打ち道具

黒鯛前打ち竿の特徴の一つでもある「U字ガイド」を、テレスコガイドに変更する定番カスタム。
これにより様々なメリットを得られる事が出来ます。
僕の前打ち竿、飛竜MH-45UM・Yを実際にテレスコガイドに釣具のイシグロさんにてカスタムしましたので費用やメリットデメリット等を説明したいと思います!
テレスコガイド化ってどうなんだろう?っていう人や、そもそも前打ちのテレスコガイド化って??という人は是非ご覧ください。

テレスコガイドとは?狙いは?

前打ち竿は基本的に上の写真の様な針金をU字型に曲げたガイドです。

まずは上の写真は一般的な前打ちU字ガイドです。
ガイドが小さいので見づらいですが、この小さなU字ガイドにより適度な抵抗を作り、風に強く糸ふけを出難くし感度上昇に貢献させる事が出来るのが前打ち竿の大きな特徴ですよね。
U字ガイドがそもそもよくわからない人はこちらの記事を参考にして下さい。

そして今回の趣旨は、このU字ガイドをテレスコガイドと呼ばれるガイドに全て変更してしまおうというカスタムになります。

テレスコガイドとはテレスコピック(重なり合った筒が伸び縮みする)構造のガイド

上の画像がテレスコガイドに変更した竿になります。
よくある振出竿と同じガイドだと思ってもらうとピンと来ると思います。
前打ち竿のU字ガイドを、このテレスコガイドに変更するカスタムとなります。

テレスコガイドにするメリットは?

テレスコガイドに変更する事により、仕掛けを付けたまま竿を縮められたり、糸の通りが良くなることでヘチリールを使った仕掛けの自然落下が可能になります。
その代わりに糸ふけが出やすくなったり感度が低下するデメリットもあります。

前打ち竿をテレスコガイドにする事によって、前打ち竿の長さのままヘチリールを使い仕掛けの自然落下が出来、前打ちとヘチ釣りのいいとこどりが出来る!

釣具のイシグロにてテレガイドカスタム依頼、費用は?

では、僕の前打ち竿「飛竜MH-45UM」をテレスコガイド化していきます!
手練れの前打ち師は自分でガイド変更する凄腕の人もいらっしゃいますが、僕には綺麗に自作出来る技量は持ち合わせていませんのでここは素直に近所の釣具のイシグロへ持っていきます。
餅は餅屋に頼む事にしましょう。

竿をお店に持ち込み、お店の担当者と相談してきました。
やりとりを要約すると以下の3点です。

・この竿を全てテレガイドに変更したいと伝えた
・ガイドの種類が3種類から選べるとの事
・ガイドの配置はお店の人に任せた

基本的にお店の人が丁寧に対応してくれて、意図はすぐに理解してくれたのでガイド位置等はおまかせで。
難しい知識なくてもこの竿を全てテレガイドに変更したいって伝えれば向こうが必要な事は聞いてきてくれました。

カスタム費用は?

カスタム費用ですが、以下の3点がかかりました。

パーツ代(ガイド代)+工賃+消費税

パーツ代のガイドが3種類から選べるという事でしたので、ざっくりとした金額を乗せておきます。
ガイドの大きさによって値段が多少前後する為、ガイド1個あたりのおおよその金額です。

ガイドの種類特徴1個のおおよその金額
ステンレス安価なガイド200円~
SIC(正円)・軽い
・硬く、熱伝導率が高い
・正円の形のガイド
450円~
SIC(楕円)・軽い
・硬く、熱伝導率が高い
・楕円の形のガイド
850円~
※ガイドの大きさにより値段は変わります。

僕は物は試しで高価ではありましたが、チタン製SICガイドの楕円形状を選択しました。(品番:T-IMSG)
飛竜MH-45UMはテレガイドが10個+トップガイドが1個の計11個のパーツ代がかかるそうです。
今回のテレガイド化によるカスタム費用は以下の通りです。

一番上がトップガイドです。2番目以降はSIC(楕円)テレガイド。

パーツ代(10,350円)+工賃(3,800円)+消費税(1,415円)=合計15,565円


うーん、正直竿がもう1本買える金額になってしまいましたが、これは僕がガイドを高価なSIC(楕円形状)にして糸の通りがより良いかな?と思い選択した為ですが、正直SIC(正円)で十分だったと思います。
※SIC(正円)は、SICリングがまん丸の形の一般的なガイドです。

皆さんはステンもしくは普通のSIC(正円)を選択すれば約10,000円以下程でカスタムが出来るんじゃないかと思います。
パーツや竿によってガイドの数等違うと思うので、概算として参考にして頂き、詳しくはお店の人に相談してみて下さい!

※無理して楕円ガイドにしなくても良かったかも・・。

テレガイド化したら、ガイドが丸出しになってしまうので磯竿用のトップカバーというものが売ってますので破損しない様に装着して完成です!
富士工業のトップカバーの「QTC-16」のサイズが飛竜にピッタリはまりました。
まるで専用設計かのよう。

前打ちテレガイドカスタムの実際の使用感とメリット

それでは飛竜がテレガイド化完了しましたので実際の使用感をレビューしてみます。
実際に使いやすいのか?

全ガイドに糸を通すのが一瞬

全ガイドに糸を通すのが一瞬で釣り開始までの時間短縮、ストレスが軽減!

ご覧ください、あのめんどくさかったガイドへのライン通し作業がなんと一瞬で終わってしまいます。

糸通しバーの穴にラインを入れたらカバーを外すだけで全ガイドにラインが通ります。

前打ちの小さなU字ガイド1つ1つにラインを通していく作業は風の強い日等では非常に手間でしたが、これでストレスなく素早く釣りを始める事が出来ます。
正直これだけでもテレスコガイド化した恩恵が大きいですね。

仕掛けを付けたまま竿を縮めて場所移動が出来る

仕掛けを付けたまま竿を縮める事が出来る!

U字ガイドのままでは、仕掛けを一旦切らないと竿を縮める事が出来なかった為、車でのポイント移動をする際に非常に手間でした。
(というか竿を一旦畳むのが手間なので基本場所移動はしない・・・。)
しかしテレガイド化したことにより仕掛けを切る事なく竿を縮める事が出来、状況がイマイチだった場合サッと竿を縮め、車で場所移動~なんて事も用意になって釣果倍増が期待できますね。

ヘチリールを使えば仕掛けの重さで自然落下が可能

ヘチリールを使えば餌を自然落下させ、深いタナも探れる!

テレガイド化する事により、ヘチ用の高回転性能のリールを使用した餌の自然落下が可能になります。
浅い場所では普通の前打ちの様に手で竿を上下させて使用できますし、深い場所ではヘチ釣りの様にガンダマの重さで落下させる事によりどれだけ深いタナでも探る事が出来るようになります。
前打ちとヘチ釣りのハイブリッドの様な使い方が可能になります。
※リールはヘチ用の高回転性能タイコリールを使用して下さい。

テレガイドカスタムは釣りの幅が広がります。

テレガイド化して1回使用した感じとしては、釣り開始からポイント移動が非常に楽になりました。
ランガンが手軽に出来るので探れる範囲も広がります。
最初はここのテトラにいって、ダメなら車で移動なんてプランも立てやすくなったのでテレガイド化した甲斐がありました。

ヘチ釣りの様に指を放して餌を自然落下してどんな深いタナでも探れ、前打ちの様に竿の上下で浅い場所を素早く誘ったりとどっちも出来るので非常にテクニカルな感じがして面白いです。
個人的にはヘチ釣りと前打ちの良い場所を合わせた最強の1本になったと思ってます。

今回のテレガイドカスタムはガイドの素材を安価な物にすれば比較的お手頃な値段で釣具屋で改造してもらえますので、是非参考にしてみて下さい!

コメント

タイトルとURLをコピーしました