今回は前打ちにおける「タイコリール」(片軸リール)の選び方です。
タイコリールと言っても最近はかなりハイテクで進化していますよね!
ドラグ付きからハイギアモデル、スプール径の大きさまで様々。
選ぶタイコリールの種類によって得意・不得意があるので自分の前打ちのスタイルに合わせて好みによっての選び方を紹介します。
タイコリールの選び方
タイコリールの選び方についてですが、現在前打ちで使われるタイコリールはオーソドックスなタイプから、かなりハイテクな物まで幅広くあります。
前打ち釣りでは比較的リールはどんな物でも構いませんが、もちろん高機能に越したことはありません。
ハイテク高性能も一長一短で、自分のスタイルにあったリールを選ぶという事が前打ちの道具選びの面白さでもあります。
そこで僕の選び方を詳しく説明しますね!
大きく分けると片軸リールには次の3点があります。
1.スプールの大きさ
まず1点目のポイントはラインを巻き取る「スプール部分の大きさ」です。
タイコリールは60mm~90mmが多くラインナップされていますが、前打ちでは80mm~90mmの比較的大口径が適しています。
スプールの系が大きいほどラインの巻きグセが付きづらいのが特徴です。
巻きグセが付きづらいという事はラインが直線にピンッと張れるので糸ふけが出難く感度が良い事が最大のメリット。
デメリットとしてはスプールが大きいほど重くなる点。
スプールが小さくても、そもそも巻きグセが付かないPEラインを選択する事でデメリット回避は可能です。
僕個人としては、80mmのタイコリールが見た目のバランス、軽さ的に一番前打ちで使いやすいと感じています。
2.ドラグ機能付きか否か
タイコリールにはドラグのあり/なしがあります。
前打ちリールは基本的にはドラグ有りを選んでください。
ただし、前打ちではいわゆるなドラグ機能としての魚の急な引きにラインを送り出す機能としてのドラグは必要ありません。
理由としては基本的にテトラ帯等、「根」付近で魚をかける為にラインを送り出してしまうとラインが根ズレを起こしてブレイクしてしまう為、魚をかけたらドラグを使わず無理やりパワーで根から魚をはがします。
しかし、ドラグ(もしくは逆回転防止ストッパー)が付いていないタイコリールは不意にリールが逆回転してライントラブルの元となります。
タイコリールでのドラグ有無のメリット・デメリットは
この様な違いがあります。
ドラグ無しは細かいラインの出し入れが自由自在でテクニックが必要。
また魚とのやり取りや取り込み時にスプールを指で押さえてないといけません。
ドラグ有りの場合はトラブルレスであるがライン出し入れのレスポンスは悪い。
前打ちではドラグが有るモデルがライントラブルが少なく初心者向きといえます。
3.倍速機能付き(ハイギア)
倍速機能付きモデルの場合はメリットとしては巻き上げがとにかく早い事。
タイコリールは基本的にギア比が1:1なので、倍速機能があれば手返しが良く効率的に探れます。
しかしその反面、構造的に重い物が多いです。
スタイルに合わせてタイコリールを選ぶ
さて、片軸リールの様々な機能を見てもらった所でいよいよリール選びです!
上で紹介した機能は、あくまでも一長一短。
このリールが最高!!というのは無いので、自分の好きな前打ちスタイルに合わせて行く必要があります。
皆さんの好みはドレ?
1.「安定の守りタイプ」 ノントラブルで抜群の安定感スタイル
ドラグ機能付きのタイコリールは黒鯛・前打ち/落とし込み初心者にはオススメのリールタイプです。
リール自体の値段も比較的安価で、魚が掛かった時のやり取りもドラグがあるおかげで安定感があります。
初めての前打ちリールで、使いやすく安価な物が欲しい人には間違いなくおすすめします。
2.「とにかく攻めるタイプ」 繊細かつ高感度のテクニック重視
宇崎日新のインヴィクタクロダイ MBリミテッドは中級者向けです。
ドラグが無いタイプである為、本来はヘチ釣りで使われるタイコリールですがクリックストッパーが付いている為、前打ちでも使えます。
余計なリール性能は一切排除し、スプールフリーで軽いガン玉を自由自在に落とし込む事が出来ます。
繊細なライン操作が可能で軽量なので感度にも優れ、黒鯛を誘う事に特化しています。
本来ドラグ無しタイコリールは逆回転のトラブルが付き物ですが、インヴィクタMBリミテッドは逆回転防止ストッパーが付いているので必要に応じて逆回転しないように切り替えが可能です。
ストッパーをオフにすればラインの出し入れが指先一つで出来るので中・上級者向きです。
3.「ハイテクバランスタイプ」 高機能なオールマイティー型
黒鯛工房の「THEアスリート落し込み ハイスピード 85-G」こちらは前打ちタイコリールの最高峰。
初心者~上級者まで誰でも。
ドラグ機能付きでストレスフリーかつ、ハイギアタイプなので巻取りも早い。
どのタイプでも前打ちは楽しめます!
上の3つのタイプに大きく分ける事が出来ます。
初心者の人はドラグ無しタイプは本来ヘチ釣り用のタイコリールなので前打ちでは想像以上に扱いが難しいので選ぶ時は注意してくださいね。
紹介した3つのリールは初心者でも比較的使いやすいタイコリールです。
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