最強の針外し、フックリムーバーHR165Sインプレ シーバス以外の魚にも使いやすいのか  

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最強の釣り道具を探す

こんにちは、ギョギョライターです。
おそらく気になってるけど値段が高いから様子見してる人が多いと思われるスタジオオーシャンマークのフックリムーバー HR165S SEABASSの針外し。
使ってみて知れば知るほど良い製品だと分かり、なんなら安いとすら感じたのでレビュー。

個人的最強の釣り道具認定です。
安価な針外しと比較もしてみたので参考になれば。

右利き専用の「針つかみ」です。

特徴を完結に言うと、すごい小っちゃいマジックハンド。針外しというよりこれは「針つかみ」です。
針が簡単に外せる道具というより、針等の棒状な物をガッツリ固定して挟む事が出来る道具。
だから針が外しやすい。っていう表現が一番しっくりくる。
針を外すのはこの道具ではなくて自分だ。

先端部分のギャフが針を最も掴みやすい形状になっている

先端の拡大写真です。
トリセツには「ステンレス製のギャフは複雑にフッキングしたフックを捻り込んでもビクともしない高強度設計です。」と記載がある通り、手で力をいれても簡単には曲がらないステンレス製です。
2mm程の太さのフックで見た目より強度あります。

通常の状態はフックが出ています。
トリガーを引くと

この状態にフックが収納されます。
真横から見てみましょう。

フックの先端位置が赤い線です。
トリガーを引くと

この位置までフック先端が引っ込みます。
では、実際に針を掴んでみます。

めっちゃ掴みやすい!
先端部分の溝のおかげで、フックが溝にはまってがっちり固定されます。
3点で固定されるおかげで、魚に刺さった針を掴んで捻ったり、押したりして針を外せますね。
押せるってのが一番ペンチと違う部分かも。
力も入れやすいし、先端が細いしよく見えるからこれはやり易い!
SOM公式によるとこういう構造らしいです。

※スタジオオーシャンマークHPより

右利き専用です。

フックリムーバーがなぜこの形なのか、使ってみて分かった。
右手で持つと自動的にフックリムーバーのギャフ(フック)の内側が自分の方に向きます。
だから自分から見やすくて針を引っ掛けやすい。
こういう開発者が語らずとも実際に実釣を重ねた開発の苦労が伝わって来る製品はたまらないです。

※左利き使用に変更も出来ました!

HOLDモードのみです。

※スタジオオーシャンマーク公式より

フックリムーバー HR165Sは、HOLDモードしかありません。
一瞬、他のモデルに搭載されてるTURNモードも魅力的に感じてしまうと思いますが、誤操作やモード変更出来るが故の機構が嵩張るので魚の口の中に入りづらく感じたのでHOLDモードのみで全く問題無いです。
むしろHOLDモードだけの方が小さい魚にも対応できると思いました。

ペンチより使いやすいのか?

ぶっちゃけ1万円近くするもんだからそれだけの価値があるのか試してみましたが、試すまでもないぐらい使い易いです。
一応みんなが気になってそうな部分も試してみました。

どんな大きさの針でも外せるのか?

テトラワークスTOTO50のフックサイズ#12の極小トリプルフックもガッチリ掴めます!
これは普通のプライヤーじゃここまでガッチリは挟めないと思う。
シーバスだけじゃなくて根魚からクロダイ釣りにも問題なく使える。
サビキ釣り以外なら大体いけそう。

魚以外に掛かった針も外せるのか?

これは僕はよくやる。
ペンチとどっちが外しやすいのか?

ペンチより長いので手元が見やすいのと、針の先端をガッチリ掴めるので捻るのはやり易い。
ただ、返しまで刺さるとガチガチで抜けないので、フックリムーバーが変形すると怖いのでペンチのが良いかも。

アメフラシが引っかかった!
これ結構厄介でしたが、フックを掴んでアメフラシの自重でゆさゆさすると取れました。
紫色の液体が飛び散るのでリムーバーのが長さがあってこれは良いです。
ガッツリ刺さったら針を掴んで地面に押さえつけてねじって外しせました。
最悪リムーバーとペンチの両方で掴んで抜いたほうがいいです。

ペンチの代わりになるのか?

ペンチの代わりになるかと言われるとNOです。
ただ、ペンチのが頑丈かつ汎用性は高いですが間違いなくペンチよりフックリムーバーの方が針は外しやすいです。

リムーバー買ってからほとんどプライヤーは使わなくなりました。
服にガッツリ針がささった時くらいしかプライヤー使わないです。
写真みたいな小さい魚は釣りあげたらそのまま針掴んで捻れば海に簡単にリリース出来ちゃいますし間違いなくプライヤーより使いやすいですね。

しかも使用頻度はかなり高くて、ゴミがひっかかったり、外道が釣れたり、フックにリーダーをひっかけて手繰り寄せたりと何かと使えます。

安価な針外しとの違いは?

フックリムーバーが便利なのは分かったが、じゃあ安い針外しはどうなんだって事で、全部は買えないので評価が高そうなのを一つ買って比較してみた。(個人的にネガティブレビューは好みませんが)
比較して分かったが、形は似てるが全く別物といってもいいです。
この系統の針外し使うならペンチとあんまり変わらないです。

まず、重いしバネが硬い、フックが太すぎて針を掴みにくい、フックが下向きなので実際使うとよく見えないのでこれではガンタイプの形の意味が無い。

それよりも一つ大きく違うのは、この安価な物は「針外し」で構造が全く違います。
トリガーを引くとフックがかなり奥まで収納され、フックが収納されている筒の部分で魚を抑えてブチっと「針を外す」仕様です。
魚にも優しくないし、針を固定する構造では無いです。

勢いよく針を引き抜く構造になっているので、フックリムーバーとはそもそも目的が違う様に感じました。(この製品が悪いわけではありません、構造が違います。)
僕がフックリムーバーが「針つかみ」だと思うのはこの点の構造の違いからです。

結論、高額だが買うべきか?


結論、気になってる人は買ったほうが良いです!
釣りをたまにしかやらない人には高価なのでおすすめはしませんが、継続的な趣味にしてる人には間違い無く、永続的に針外しが楽になります。
釣行時なんだかんだ毎回フックリムーバーは使うので、持っておくと快適な釣りが出来る便利ツールでした。
魚に優しいっていう理由もあるけど、それより本当に単純に外しやすいですよ!
もっと早く買えばよかった。
高価ですがその分メンテナンス/オーバーホール、パーツ毎に取り寄せ交換も出来るみたいなので長く使用できると思います。
迷ってる人の参考になれば!

なんだかんだフックリムーバーホルダーがあったほうがひっかからず、すぐ使えて便利です。
マヅメの専用ホルダーがルックスも良く、落下防止コード取り付けDカンやゴムループ付きに型崩れしにくいしっかりとしたケースです。
しかも安い。

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